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人生の原点回帰につながった東日本大震災

もり塾ライター養成講座2期生インタビュー集

「これは人災です。明日あなたの身にも降りかかるかもしれない人災です。どうぞ、このことに気づいてください」(2011年4月「南相馬からの便り」より)

高橋美加子さんは福島県南相馬市で、ご両親が1948年に創業した(株)北洋舎クリーニングの2代目として54歳で代表取締役に就任されました。現在は会長職に就いています。

「南相馬からの便り」(現在は閉鎖)は、原発事故により南相馬市への物資が途絶えた時、高橋さんがSNSで発信したブログです。たくさんの人にシェアされて全国に広がりました。

高橋さんと私は、東日本大震災後に復興を祈って制作された、ある小冊子の寄稿文でご一緒しました。

ほどなくお会いする機会に恵まれ、「あの小冊子の寄稿でご一緒した武田です」とご挨拶すると、旧知の間柄のように親しみを込めて接してくださいました。

「温かい方だなあ」というのが第一印象です。

「経営者として、また一人の女性として、もっともっとお話を伺いたい!」

それが今回、高橋さんにインタビューをお願いした理由です。

「もしも震災がなかったら、技術向上にやっきになるあまり、孤独な経営者になっていたかもしれない」と語る高橋さん。

東日本大震災と原発災害を経験したのち、奇しくもご自身が若い頃から関心があった方向に経営を近づけることになります。
経営の一線を退いた今は、南相馬市に財団法人を作りたいと、その勉強に余念がありません。

生きていく中で、誰もがいくつかのターニングポイントを経験します。原発災害という、本来ならあってはならない事柄を経験された高橋さんが、人生を、経営を、どう転換し切り開いていかれたのか。

読者のみなさんなら、どう向き合い、どう行動されただろうかと、想像しながらお読みいただけたら幸いです。

担当ライター 武田 よしえ (たけだ・よしえ)

「福島県に福を興す人たちをコトバの力で応援する」
福興ライターⓇ/福興自分史Ⓡ主宰。
お客さまのご要望に、より深く応えたくて「もり塾」の門をたたく。
現在ブックライター修行中。 https://www.revivalwriter.jp/
https://fukushima-jibunshi.com/
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