もり塾

3期実践コース開講! 矢印

【もり塾を歩いたら(3)】教わったこといつ始めるの

もり塾1期生野村卒業生レポート

もり塾を歩き切った——その後も続く、ライター修業の旅。
「もり塾ブックライター・編集ライター養成コース」第1期を修了したノムラが、バリバリ稼げるライターを目指し、歩み続ける様子を綴ります第3回は、仕事を見つけるためのアクションについて。

何かを始めようと思っても、「いつか」、「時が熟したら」、「もうちょっと上達して自信がついたら」など、できない理由を並べては先延ばししてしまうことがあります。
期限のないことは先延ばししているうちに、時にはやらなくてはならないということさえ忘れてしまうことも……。

目次

仕事を得るために。方法ではなく行動

もり塾で用意されていた、『仕事を見つけるノウハウ』の講義の中で、

「仕事を見つけるための行動30個書き出す。その中に、
仕事を受注するには?
一度受けた仕事を再受注するためには?
という項目を含めること」
という課題が出ました。

仕事を見つける行動といえば、求人サイトに応募や登録など数個はすぐに思いつきますが、30個も……? 

数量を多くするために一つ一つの行動を細分化したり、サイトを複数挙げたりしてみても半分にも届きません。

「フリーのライターとして仕事を得る」ということは、就職活動のように「求人に応募して面接にこぎつける。それを数多くトライする」という性質のものとは大きく違うのだと実感します。

課題はあくまでも「行動」、「方法だけではない」と捉え直して、若干のこじつけも含みながらどうにか30個を捻出。

次の講義では、その30個について内容の解説を発表しました。

私は、
「能動的行動〜応募、登録」
「受動的、待つ行動〜ホームページの開設やSNSの利用」
「能動的かつ受動的〜人に紹介してもらう」
という3つのカテゴリーに分けて考えていたので、それを発表。

受注、再受注するためには技術力、ビジネススキル、コミュニケーションスキルの3点が重要と考えて具体的な行動を盛り込んだことを強調しました。

そして、課題に取り組みながら自分でも感じていたこと。

「こんなに多くのことをわかってながら、何一つ実行しているものはないじゃないか! と自分を叱責したい気持ちです」

と発表を結びました。

仲間たち7人の30個の行動は合計210個。重複するものも多かったものの、自分では思い浮かばないもの、知らないサイト名などもあり、参考になります。

また、仕事を再受注するための行動の部分では、プロ意識の重要性を提示する人も多く、給料もギャラも同じく対価をいただくことに違いはないと再認識したのでした。

先生は
「それぞれの情報や考えがたくさんありました。
皆さんが挙げたことは、やってみたいと感じていることのはず。

ですが、『多くを知っているけど、やったことがない』という人もいらっしゃるのではないでしょうか?」

と私のコメントを例に出して疑問を投げかけました。

私をはじめ何人かの方が画面の中で頷きます。

「本当に自分が、やりたい! やろう!と思うことをピックアップしましょう。
そしてそれを実行する。

それが次の課題です。

『いつまでに、どこに、何を送るのか』具体的に明確にしないと、人は忘れてしまいがちなのです。
一つでも二つでもいいから実行する! 
それが大事なのです」

と、檄を飛ばします。

ライターになるとは、ライターの仕事を得ること

総合求人サイトに、ライター関連の求人募集のメールを受信できる設定にすると、案外多くの情報が届きます。

世の中にはこんなたくさんのライター求人があったのかと、驚きながらも希望と期待を抱きます。

しかし、そのほとんどの応募資格は「経験者」、「未経験歓迎」とあっても「20代30代活躍中」と若い層がターゲット。

60歳目前の未経験者の私は対象外です。

クラウドソーシングも、自分に本当にできるとは思えず、ましてやギャラを明示して、さらに報酬を得るなど、未熟を偽っているような気がして登録はできませんでした。

SNSで自分を公開するのが怖い私は、とりあえず非公開のアカウントを一通り作り、どんな人たちが使っているのか、SNSの世界を覗き見しながら様子を伺うことにしました。

先生からは「皆さんやりましたよね」と確認がありましたがそれ以上深い追及はなされません。

自分が仕事を本気で探したいなら課題でなくとも積極的に取り組むものでしょう。

あれから2年、今さら、されど今なら

卒業後、すぐにライターの仕事を得る活動を積極的に取り組むことができないまま、時が過ぎてしまいました。

私は、ライターになろうと思ったとき、初めは、どこかの小さい出版事務所に応募するものと思っていました。

もり塾に入ったばかりの時に出された課題「1年後の私」の中でもフリーペーパーの取材に行くシーンを書くほど、「地域情報誌などの1コマを担当できたら」そんな夢を描いていました。

最近になって、以前に応募しようと思っていたフリーペーパーのレポーター募集欄がいつのまにか消えてしまい、応募先は常に変動することを知りました。

再び、クラウドソーシングに登録を試みると、今や人気のライターがどっさり名を連ねていて、新参者の入る余地などあるのか激戦状態。

しかも以前に閲覧した時より単価が下がっている傾向が強く感じられました。

噂には聞いていましたが、副業として取り組むにしても、かなり厳しそうです。

しかし登録しなければ仕事を得る機会は巡ってきません。

とりあえずアカウントを作成しミッションは一つクリア。

SNSも、もり塾卒業と同時に公開アカウントにしたのですが、これが意外にも知らないうちにフォロワーが増えていています。

もっと発信方法を工夫したら増やせるかもしれないと期待しています。

森先生からも少しですがお仕事をいただけるようになってからは、だんだんとライターとはどんなふうに仕事を得ていくのか、イメージを掴むことができてきました。

小さな仕事でもいいから積み重ねることが自信につながるのだと実感しています。

「もっと自分に自信がついたら」と、仕事を得る活動を先延ばしにしてきた私。

思い立ったとき、即行動しなければチャンスは逃げてしまうし、時は過ぎてしまう。

実行する、それが大事なのです」という先生の言葉を、あらためて深く刻みこんでいます。

第4話「人脈作りが大事 わかっているけど」に続く。
2023年7月公開予定!

野村 紀美子(のむら きみこ)

アパレルメーカーで販売業務を20年。
2万人以上の女性に接客し、「ファッションは人の心を豊かにし、人生も変わる」と確信。現在は店長職を辞し、女性やサービス業の人々にエールを送りたいとライター修行中。 https://www.instagram.com/marmaidolphin
もり塾ライター養成コース卒業制作では、LOF ホテルマネジメント日本法人社長薄井シンシアさんを取材した。
予告編はこちら→ https://mori-jyuku.com/booklets-5/

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