北海道札幌市で、女性のための起業塾「なでしこスクール」を立ち上げて今年で10年目を迎えた伊藤順子さん。『女性がどんなライフステージでも私らしく働ける社会をつくる』想いを持ち、女性起業家支援にとどまらず多岐に渡る活動を続けています。
例えば、キャリア教育の講演、自社ノートの開発や貿易事業など。型にはまらないアイデアと持ち前の行動力で、「私らしく」道を切り拓いてきました。
私が伊藤さんを知るきっかけとなったのは、育児休暇中にSNSの朝のライブ配信をたまたま見たことからでした。毎朝5時30分から「おはようございまーす!!」の元気な第一声でスタート。
北海道を中心に全国のリスナーがSNSに集まります。伊藤さんの3人の子どもたちも時々登場し、ママの一面も垣間見えるライブ配信です。
「私は話すのが好きだから、ライブ配信は趣味に近い感覚かもしれない」と話す伊藤さん。飾らずに発信される姿に親近感を覚えました。
その後、伊藤さんのコンサルを受け、ライターを志してからは「いつかインタビューをお願いできるようになろう!」と活動を続け、今回の取材が叶いました。
約3年続けてきた朝のライブ配信を「一旦終了」と発表した当日に、期せずして取材を敢行しました。伊藤さんはいつもと変わらず飾らず、清々しく、凛としていました。
現在は「第2章」と銘打って朝のライブ配信を再開し、以前にも増して幅広いテーマで双方向のやり取りを大切に発信を続けています。
インタビューでは、伊藤さんがこれまで大切にしてきた仕事への想いを熱く語ってくださいました。必ずしも順風満帆ではなかった起業の始まりや、転機となる2人の女性との出会い。伊藤さんのストーリーを言葉で紡ぎます。どうぞ本編をお楽しみに!
担当ライター 澤 優歌 (さわ・ゆうか) 介護福祉士から、フリーライターへ転身。子育て・介護・暮らしを優しい言葉で紡ぐ。働く人々の息づかいを届けられる書き手を目指してライター活動に日々奮闘中。 女性のライフスタイル、ダブルケア、認知症介護に関心がある。 Twitter:@sawayuka55 note:https://note.com/yuukasawa