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もり塾が出版記念講演会へリアル参加、音声SNSのご縁・加藤義樹さんに熱いエールを送る

もり塾ライター相談室が出版を応援

もり塾が主催するclubhouse「書きたい人のお悩み相談室」(毎週木曜9:30〜)常連メンバー、加藤義樹さんが初出版! 出版記念講演会の様子をもり塾卒業生ライター・菊田ともこがレポートします。

目次

今話題の「クレーム対応」を扱ってグランプリ受賞!

2024年5月18日(土)、秋葉原で加藤義樹さん『カスタマーハラスメント撃退の教科書』出版記念講演会が開催され、森塾長、高井講師が参加した。

加藤さんはクレーム対応の現場を熟知するクレームコンサルタントだ。携帯電話キャリアショップで店長を10年間務め、自店舗だけでなく他店舗の店長からもクレーム対応の相談を受け多くのトラブルを解決してきた。

原稿執筆中に、もり塾が運営する音声SNSのトークルーム「ライターズクラブ 書きたい人のお悩み相談室」と出会い、もり塾では随時加藤さんを応援してきた。もり塾はこの相談室を、プロ・アマ問わず「書きたい人」の相談や交流の場として毎週木曜日の朝9時30分から10時30分まで開いている。

『カスタマーハラスメント撃退の教科書』は、加藤さんが長年の経験で培ってきたクレーム対応と予防の方法を秩序立てわかりやすく説く。Clover出版のオーディションでグランプリを受賞し商業出版を勝ち取った、加藤さん初の著書だ。

失敗を恐れず行動する。そして「ぶれない」ことが大切

元を辿れば全て音声SNSから始まった、と加藤さんは言う。自ら立ち上げたトークルームでのビジネス交流をきっかけに「自分のクレーム対応スキルがどのくらい世間に通用するか確かめたい」と考え、「クレーム110番」というトークルームを開設。

多種多様な相談に毎日対応していると、加藤さんの活動に興味を持ち声を掛けてくれた人がいた。「クレーム対応や予防のスキルに特化しているのは面白い。コンテンツになると思う」と紹介してくれたのがClover出版だった。加藤さんはさっそくコンタクトを取り打ち合わせたが、2022年1月当時は折り合いがつかなかった。

約1年後の2023年2月、Clover出版がオーディションをするとのSNS記事を、たまたま加藤さんは目にする。挑戦するにはスケジュールなどの調整が必要で負担がかかる状況だった。逡巡の末オーディションに応募し、見事グランプリを受賞した。

「オーディションにエントリーするか迷っていたとき、背中を押してくれたのは妻でした」

思ってもみなかった出版だが行動したからこそ実現できた、と加藤さんは振り返る。

「行動は、失敗を恐れるとできないと思います。失敗したくないのは誰でも一緒でしょう。問題は、失敗を恐れる理由だと思います。かっこ悪いから、恥ずかしいから、など自分の感情を理由に失敗を恐れることは、私はしないと決めています」

行動は好奇心から生まれる、今後も好奇心を持ち続けていきたい、と加藤さんは続けた。

「出版が決まってからの1年間は、書くことが本当に楽しかったですね。書きあがったらどんな気分になるのだろうと、ワクワクし続けていました」

そして、行動すると決めたらぶれないことも大切だと力をこめる。それは「クレーム110番」を運営するなかで数々の問題を乗り越えながら、幾度も確かめてきたことでもあった。

講演会場には加藤さんの妻子の姿も見られ、「クレーム110番」のメンバーも何人も来場していた。和やかな講演会の様子から、人を大切にする加藤さんの人柄が伝わってくる。きめ細やかな優しさが、人の心情に寄り添うクレーム対応力の源だと感じた。(取材・文 菊田ともこ)

加藤義樹(かとう・よしき) 
オフィス・エーゲ代表、クレームコンサルタント1972年生まれ。30代で携帯電話業界に入り、大手一次代理店運営のキャリアショップに勤務。窓口スタッフを経て店長を10年間、統括まで経験。クレーム対応件数2500件以上。独立後2021年より音声SNSにて無料相談実施、お客様クレーム対応から人間関係の悩みまで、3年間で1000件以上対応。『カスタマーハラスメント撃退の教科書』(Clover出版2024年)を著す。
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