卒業制作のブックレットに掲載する原稿の執筆もいよいよ佳境。今回は、修正稿に対し塾長から最終的なコメントをいただきました。よりハイクオリティなものを入稿するために、塾長の一言一句が聞き逃せません。そして後半は、ブックレットの顔となるタイトルと表紙についての話し合いです。ブックレットの完成像が具体的に見えてくる回となりました。(受講生 星マチコ)
ついに最終。塾長によるインタビュー原稿へのアドバイス
第7回講座での初稿へのアドバイスを経て、この2週間、原稿と真剣に向き合ってきた受講生たち。第8回が開講されるまでの2週間の間、再稿、再再稿と受講生が参加するアプリ上にアップし、都度修正を繰り返してきました。
塾長による厳しくも愛あるアドバイスもついに今回で最後です。時間は受講生6人に対し、各10~20分。まだまだ修正する箇所が多い人は、ありがたい言葉をビシバシいただきます。
私自身でいうと、
「修正された文章が不自然」
「文末が単調すぎる」などなど。
最終にも関わらず、見直すべきは基本的なこと。文章が読みにくいのは論外ですし、文末に体言止めや中止法、同じ口調が続けば、読者はその不自然さに気をとられ内容に集中できません。
エピソードや構成ばかりに目を向けて修正を繰り返すと、文章の基本的なことを見落としてしまうのはよくあること。だからこそ、修正時に声を出して読むことはマストです。塾長からたびたび言われていた注意事項を改めて確認することになりました。
タイトルで読者を惹きつけるべし
そして、もう一つの大きなアドバイスは、
「エッセイのタイトルがつまらない」
タイトルは何度か修正を重ねたものなので、ちょっとショック。ですが、タイトルがつまらなければ、読者はそもそも読み始めません。妥協してはならない要素です。
塾長いわく「タイトルの付け方はエッセイと実用文で違う」のだそう。目から鱗です。
エッセイでは人をぐっと惹きつける具体的な言葉を持ってくる、とのこと。詳しくはもり塾のライティング講座(無料)で教えているとのことでしたが、都合がつかずにまだ参加していなかった私、これは参加しなければ、と思っています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
ブックレットのタイトル&表紙を選ぼう
後半は、ブックレット全体のタイトルと表紙のデザイン検討です。
まず、事前に塾生が考えたタイトル案について、それぞれがプレゼンを行います。
ライターもインタビュイーも女性がそろっていることや、ライターとしてのスタートからキラメキをイメージしていることなど、想いを盛り込んだ案が出そろいました。
その後、話し合いを行いタイトルが決定。
タイトルは……「六彩物語(ろくさいものがたり)」です!
「インタビュイー6人のそれぞれの物語」を表現した、文学的な雰囲気がある素敵なタイトルです。
表紙のデザインは、候補を決めてデザイナーさんに相談することに。後日いただいたデザイナーさんの意見には、
・色合いが第1期のブックレットと似ているから変えてみては?
・果物のイラストが入っているが、内容との関連が無くやや唐突
などがあり、プロならではの細部まで行き届いた視点だな、と感じました。
表紙デザインはまだ保留ですが、
タイトルが決まると、ブックレットの完成がいよいよ現実味を帯びてきました。
講座の終わりには、メンバーの顔も心なしか晴れ晴れ。ゴールまであとひと踏ん張りです!