もり塾2023第4回の講義は「ライターの三種の神器」と、話題の生成AI、ChatGPTの活用法について。
ライターをサポートするツールは様々
まず前半は「ライターの三種の神器」。ライターに必須のツールを確認します。
もちろんノートに筆記用具、レコーダは必須です。
ですが、時の流れとともに、文字チェックサイトやオーディオブック、メモアプリなど、ライターを助けてくれる新たなツールがドンドン登場し、そして年々性能も上がっています。
この講座でオススメとして紹介されるアプリも、毎期入れ替わりがあって、ツール情報(WEBサイト、アプリを含む)を積極的にアップデートする姿勢が、これからのライターには必須だ、と実感です。
どう使う? チャットGPT
そして新たなツールといえば、ChatGPT。
講師は「コンテンツホルダーのためのChatGPT超入門」を6月に出版した山田稔先生です。講義ではChatGPTの概要、得意なこと、苦手なこと、使い方のポイントなどを、実例とともに詳しく教えていただきました。
ChatGPTはインターネット上の膨大な文章データを学習していますので、長文を瞬時に要約したり、自然な文章を生成したりすることが可能です。うまく活用するためには有料版を契約し、プラグインをインストールすることがおすすめ。そして、どのように的確な質問を投げかけることができるかが重要です。
講座では、山田先生が質問を変えることで、まるで会話をしているように、指示に応じた文章が続々と作成される様子を目の当たりにしました。ただし、ChatGPTは単語の意味を十分に理解して文章を作成しているわけではありませんので、嘘が混じってしまうこともあるようです。使い方には注意が必要です。
これからの性能改善も期待されるChatGPT。ライターが効率よく仕事を進めるために、今後非常に頼もしいツールになりそうです。
ChatGPTの講義に対する受講生のコメントを、一部紹介します。
・セミナーや、プレゼン、企画の資料作成には、とても便利で時間も短縮出来る。あくまで、相談相手として使用し、自身の経験や体験で感じたことは自分の言葉で表現できるように力をつけたいと思った。
・日本語のようなハイコンテクストな言語だと会話の文脈を読み違える場合があること、心を動かす文章の生成は無理だが、企画や構成などの枠組みを0→1にすることは可能であること、それには質問の質が大切であること、などを学びました。
・これからのライターに必須のスキルであること。自分がファクトチェックできないことに関しては、ChatGPTを使わない。プロとしての文責をもつこと。使い手の質問の出し方次第で、仕事の幅も変わることを学びました。
新たな時代のライターを目指す受講生にとって、とても刺激的な講義だったようです。
(スタッフ・小野 記)
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