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自分らしさも失わず、共感される文章って? 書評グループ添削【ブックライター養成講座第4回】

ブックライター養成講座第4回構成と表現

ブックライター講座第4回はいよいよ自分たちの書いた文章をもとに、授業が展開されます。
受講生は予め、森鷗外の「高瀬舟」を読んで書評を作成。提出した書評原稿への添削を受けながら、文章の構成や表現を学びました。(報告:受講生 名月照恵)

目次

プロとして通用する文章とは

講師の仲野マリ先生は、歌舞伎などエンタメ系の分野で活躍されているライターです。
AIが台頭してきている今、情報をまとめて文章化する作業をこなすだけでは、なかなか業界を渡っていけない状況をまず説明。
グループ添削を通して、AIでは作成できないような文章を書くポイントを伝授してくださいました。

受講生は自身や他の受講生の添削内容を見聞きしながら、さらに魅力の増す文章にブラッシュアップする秘訣を学習。
「自分らしさ」を前面に押し出しながら、読者の共感も得られる文章を目指し、次回講座までに書評を書き直していきます。

書きたいことを、いかに書くか

今回の書評の字数は800-1000字。まず、限られた字数の中で言いたいことを分かりやすく表現しなければいけません。

その壁になり得るものとして、十分な説明や論理展開の欠落が挙げられます。読者に誤解を抱かせたり、文章の説得力が下がってしまったりというリスクの要因にもつながります。

仲野先生の丁寧な指摘により、各自の原稿の中でそのようなリスクをはらむ表現や書き方が、次々とあぶり出されていきました。

リスクを生まないために、構成と表現を熟慮する必要があります。文章の位置や書き方などを変えることで、論理性が補われたり説得力がアップしたりという事例を、添削を通じて目の当たりにしました。

受講生からは「普段の自分の話し方に対して、周りから言われる内容と同じことを指摘された。自分の思考がそのまま書体に出ているんだと思って、驚いた」という感想や「助言内容を実際のライティングの案件に生かすには、どうすれば良いか」という質問なども出ていました。

読者を引きつけるアイコン・タイトルも攻略!

文章を読んでもらいたいターゲット層の目に留まるようにするには、タイトルも熟考すべき要素と言えます。
タイトルは書籍に例えれば、「これ、読んでみようかな」と読者が手に取るきっかけを提供するアイコンでもあります。やはり誤解を生む表現や、抽象的な言葉は避けるべきでしょう。

仲野先生から受けた指摘をもとに、タイトルも改めて考え直すことになった受講生たち。次回にはそれぞれの原稿とタイトルが、生まれ変わった姿で登場することになるでしょう。

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