卒業制作ブックレットはようやく初校戻しまでたどり着いて、ホッとひと息。いよいよ自分たちの営業ツールに目を向ける段階です。ライターとしての自分、どう売り込む? 各々つくったプロフィール、ポートフォリオについて、プロ編集者からの添削指導を受けました。 (受講生 木南乃榮 記)
赤入れされての気付き
何回も書き直してやっと出来上がった原稿。でも取材相手(インタビューイ)に内容を確認してもらうと、赤入れ(修正指示)が……! 今回は赤入れされて戻って来た原稿について、皆でシェアしました。インタビューイからの赤入れは、人の話を書く時の難しさを痛感する、よい経験となりました。まさに実践‼です。
また、書く時には読んでほしい相手を意識すること。自分の書きたいことばかりに注力してしまいがちですが、冷静な視点が必要だということも学びました。
プロフィール・ポートフォリオ添削
前半のプロフィール添削の講師は、第3回「写真撮影のポイント」担当、ライティングスペシャリストの高井紀子さん。後半ポートフォリオ添削は塾長。
お二人から作成上の注意点、具体的にどのように表現すればよいかなどご指導いただきました。
添削はいつも以上に厳しい、辛口コメントの嵐でした(泣)。でも「いいものをつくってほしい」という講師からの愛あるメッセージがストレートに伝わってきます。
私たち受講生には、まだまだ勉強中という意識があるけれども、自信をもって、胸をはって自分をアピールすることが、プロフィール作りには大切だと教えられました。
特に心に残ったのは「自分のやってきた実績を数字で示すことも相手にわかりやすく伝える一つの方法」とのアドバイスです。
私は今までの仕事の件数を数えることなど思いつきもしませんでしたが、相当なパワーワードになるのだと自信を持てました。改めて振り返り、文字起こしに費やした時間と字数を割り出して、実績を数字で示してみようと思いました。
自己紹介とは違う、目的のある自己アピールなのだということを意識してプロフィールをつくろうと思います。
今回の講座は単なる文章の添削ではなく、ビジネスコンサルのような、とても深い内容でした!
「新しい仕事、見つけました」の報告
受講生のひとりであるYさんから嬉しい報告がありました。
某有名出版社のWEBサイトで連載を始めることになったのです!
Yさんは、自分がやってみたい仕事がないか、常に探していて、この媒体はインターネットで探して見つけたとのこと。
まずは自分のやりたいこと、スタンスを軸に持つことが大切で、やってみたいと思うものを見つけたら、とにかく応募する。
その積極性が仕事GETにつながることを教えてもらいました。
<受講後の感想>
今回つくったプロフィール、最初は、ブックレットに載せるためのものだと思っていました。
でも、ブックレットは単なる「卒業制作物」ではないのです。ブックレットもプロフィールも、講座終了後に私たちがライターとして自立していくための営業ツール。その作成手順を、もり塾で実践的に学んでいることを再認識しました。