第3回目のブックライター養成講座では、ChatGPTの活用法について学びました。講師は、35年以上にわたる編集・執筆経験を持ち、「コンテンツホルダーのためのChatGPT入門」の著者でもある山田稔先生です。山田先生は、ChatGPTの可能性と注意点を豊富な実例とともに解説してくださいました。ライターとしてAIツールを使う初心者の私にもわかりやすかったです。(報告:受講生 佐藤真澄)
ChatGPTは「ライターの秘書」になれるのか?
ChatGPTは、生成AIの一種で、人間のような自然な会話や文章生成が可能なツールです。しかし、ChatGPTは膨大なデータから最適な単語を選び、表面的に「それっぽい」文章を作っているため、生成された文章が読者の心に響くかどうかは別問題です。
講座では、ChatGPTを「ライターの秘書」として活用するためのポイントを学びました。ただし、すべてお任せというわけにはいきません。ではどういった形で活用するといいのでしょうか。
ChatGPTは噓をつく!?
講義の中で最も印象に残ったのは、「ChatGPTは噓をつく」という言葉でした。ChatGPTは不正確な情報を生成する可能性があります。
一例として、ある占いに関する質問で、誤った統計情報を何度も出力するケースが紹介されました。このように、内容をそのまま鵜呑みにするのは危険です。
ライターとしてAIが生成した文章を使うのであれば、必ず裏付けを取る習慣が必要だと感じました。

ライター必見!プロンプトの工夫で作業効率が4倍に
山田先生は、ChatGPTを出版や編集の現場で活用する具体的な方法を紹介してくださいました。
特に「プロンプト」と呼ばれる指示の工夫によって、作業効率が通常の4倍にもなる可能性があるそうです。そうなると編集作業全体のスピードアップが図れるとのことでした。
個人な判断に委ねられますが、どこまで新しいツールを受け入れるのか、そしてどこまでできるのだろうと楽しみながら使いこなす姿勢が、今後のAIとの付き合い方のようだと感じました。
今回の講座を通じて、ChatGPTを秘書のように活用する可能性を感じました。生成AIは、適切に使い分けることで、執筆や編集作業をより効率的に進めることができると感じています。
今後は、講座で得た知識を実際に試しながら、自分なりの活用法を深めていきたいと思います。