もり塾「ブックライター養成コース」第4期が始まりました。文章表現、構成、企画書作成などを課題をこなしながら学ぶ、月2回、完全オンラインの対面授業です。今期の受講生も全国から集結。自己紹介の後は早速、講義とワークショップです。(報告:受講生 木南乃榮)
第4期受講に対して、私の意気込み
もり塾「ブックライター養成コース」第4期、私は編集ライター実践コースからの継続受講です。
このコースの受講を決めたのは
・文章作りにおいて、構成の立て方が我流のため、それを学びたかったから
・読書後のアウトプットに書評やレビューを書く習慣を付けたいから
上記に関する講座に加えて、企画書の作り方も入っていたので、むしろこちらを知りたい、身につけたいと思ったからです。
前の講座では課題を出すのが精一杯でした。
今回は講座内容もしっかり身に付けて、発信、投稿、仕事としての展開を、受講中から取り組めるように、時間管理もきちんとしていきたいと思っています。
『できて当たり前』と思っていることが、仕事につながる⁉︎
まずは書籍の基礎知識について学びます。
本の表紙周りの名称、判型、最近の書籍のページ数、文字数の傾向など、本を作成する上で必要な知識について説明を受けました。
次に「ライターの仕事」について。
図式化されたチャートで様々なライターの特色、必要な要素について学びました。
ブックライター、編集ライター、コピーライターにWEBライターなど、同じライターといえどもフィールドが違えば要求される仕事内容や書く文章が変わってきます。
森恵子塾長自らのライターになるまでの軌跡では、趣味で長年続けてきたことがライターとしての得意分野と認められて、その方面での仕事の依頼を多く受けるようになったという話に、私は興味深々。
「自分では『できて当たり前』と思っていることが、仕事につながることもある。こんなことは仕事につながらないわと思わずに、何が自分の得意分野になるか、考えてみよう。人はどこで何を見てくれているかわからない」と塾長。
私の得意なことは何かしら? さっそく自分の棚卸しをしようと思いました。
ブックライターに必要なスキルは何? ワークの中で見つけたこと
「ブックライターの定義とは? 制限時間3分、30字以内で言語化しよう」
早速ワークの始まりです。
ブックライターは、かつてはゴーストライターとも呼ばれていました。つまり本を書く人だけど著者ではない。それを短い時間で、30字以内でどう表現するか。さらに「ブックライターとして活動する時、大事にしたいこと」を5つ挙げる、制限時間4分、というワークも続きます。
受講生は、傾聴力、理解力、文章力などの言葉を各自たくさん列挙しましたが、抽象的な表現には塾長から「もう少し具体的に説明して」と指摘が入ります。
自分で書いた言葉には理由があるはず。答えを出して、理由を述べる。2段階のアウトプットを経ると理解が深まり、ブックライターとして必要なスキルが具体的に見えてきます。
「ブックライターにかかわらず、ライターという仕事は学びとともにある」とは塾長の言葉です。依頼内容の分野の見識を深めることは必須の作業。専門用語を知り、その意味を理解しなければ、文章は書けません。
私は文字起こしを専門にしていましたが、確かに、着手前は何についての案件なのか全くわからないのですが、出てくる固有名詞、地名、用語を調べていくうちに、だんだん背景がわかり、納品時にはその案件について詳しくなっていました。
そのように学びながら一冊の本を作り上げることで、見識が深まり、得意分野も広がっていくのでしょう。これがブックライターの醍醐味のひとつなのだなと、納得したのでした。